内閣府食品安全委員会の人事案を民主党など野党4党が参議院で否決したことに対し、科学界から批判が相次いでいる。
委員の候補者が4年前、輸入牛肉の安全性を判断した科学的評価を、「評価の姿勢に問題がある」として否決の理由にしたためだ。近く政権を握るかもしれない党からの政治的圧力に、科学者側は「中立的な評価が損なわれる」と危機感を強めている。
問題の人事案は、吉川泰弘・東京大教授を委員長含みで同委員に起用するもので、6月5日に否決された。吉川教授は2005年、同委員会のプリオン専門調査会座長として、米国・カナダ産牛肉の輸入再開を条件付きで認める答申案をまとめた。民主党は、調査会が「データに不明点が多く、厳密に評価するのは困難」としながら答申案をまとめた点などを問題視した。
しかし、食品安全委員会は、有害物質などがどのくらいの確率で悪影響を与えるかを科学的に評価する機関。日本学術会議の金沢一郎会長は先週、異例の談話を発表し、「十分とは言えないデータで確率論的に結論を出さねばならないことがある。
データ不足を理由に結論を先送りするなら、科学の入らない主観的な判断になってしまう」と批判した。同委員会の小泉直子委員長(公衆衛生学)も1日、「評価の独立性と中立性が守られなければならない」との談話を出した。
民主党の筒井信隆・ネクスト農相は「データが少ないなら集めるのが当然だ。学術会議の意見も一つの考えで、絶対ではない」と話している。
(2009年7月6日14時19分 読売新聞)
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中西博士のブログや関連のブログなどを拝読してみて、分かったことは、民主党というものが科学的な素養を持った人が少ないということだ。先日の自民党の大臣は単に子供じみているだけだが、こちらのほうがもっと深刻だ。おまけに、この新聞のコメントの間抜けなこと・・・意味が分からないコメントならコメントを出さない方がまし。その裏でしっかりと勉強をしたらよい。今度の選挙がつくづく嫌ですね。民主党が政権をとれば科学的素養のない政治的な権力を濫用するようなことが多く起きかねない、そのような気がします。
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