首都圏を流れる多摩川下流の水温がこの20年間で約2度上昇したことが、環境省の調査で判明した。利根川中流や東京湾内の水温も約1度上昇していた。国内の大河川で長期間の水温上昇が裏付けられたのは初めて。地球温暖化との関連は不明だが、同省は魚など生き物への影響が懸念されるとして、首都圏以外の川に調査を拡大する。
1985〜2005年の多摩川と利根川の各地の年平均水温のデータを過去5カ年ずつ平均化し、その変化を分析した。その結果、多摩川下流の田園調布堰(せき)上(東京都大田区)では、水温が20年間で1・92度(1年あたり0・096度)上昇したことが判明。利根川中流の坂東大橋(埼玉県本庄市・群馬県伊勢崎市)でも0・94度上昇していた。また、東京湾口の千葉県富津市沖で同1・02度上がっていた。
坂東大橋は、イワナなど冷水を好む魚と、フナなど温かい水を好む魚の生息域の境界付近に当たり、今後も水温が上がり続ければ、冷水魚の生息環境が脅かされる恐れがあるという。水温上昇の原因について、同省は「人口集中で温かい生活排水の流入が増えた影響も考えられる」としている。【山田大輔】
毎日新聞 2008年7月15日 東京朝刊
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たしかに大切なことなのでしょうが、日本の内水面域は外来魚に浸食されてしまい、いまさら冷水性とか温暖性の魚うんぬんというレベルではないでしょう。水温の影響を考える前に、まずは外来魚を除去することが先だろうと感じますね。
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